アクリルスタンドと星空を一緒に撮影しよう!

タイヤキジェット(@JetTaiyaki_920)です。

星空とアクリルスタンドを一緒に撮影する場合の備忘録として、この記事を置いておきます。

 

StarStaxで比較明合成をする

まず、アクリルスタンドと星空を一発で撮るのは無理です。ただでさえ開放寄りのF値でピントが甘くなり、長時間露出をしなければならない条件下。

※アクリルスタンド

星の明るさに合わせた設定で、普通に撮ると、こんな感じの悲しい結果になると思います。

ペンライトやランタンなどのスポットライトでライティングをしても、アクリルスタンドは光を反射するので、星を撮るような露出ではオネストみたいな面白写真になってしまいます。

どうにかうまく撮れないかな……そこで目をつけたのが、この失敗写真でした。

背景が真っ暗ですが、アクリルスタンドは映っている状態のこの写真と、星空の写真をRAW現像して、StarStaxで比較明合成すると

あら不思議。最終的に、こういう仕上がりになります。実質、クロマキー合成と同じ要領になるのかしら……

合成なので写真的に気持ちグレーゾーンですが、ドール+星景写真ではよく用いられる技法みたいですし、ちゃんとその場で撮ってる写真ですし、そもそも星の写真は自由さがウリの一つでもありますから、タイヤキジェット的にはOKだと思うことにして、話を進めます。

 

必要機材

星景写真が撮れば、撮影機材自体はなんでもいいと思いますが、一応僕の機材をベースに書いておきます。

 

ボディ

タイヤキジェット

僕の使っているボディ、LUMIX G9です。マイクロフォーサーズシステムなので、星景写真には不利なんですが、フラグシップ機なので高感度でもあんまり気にならないです。

 

レンズ

タイヤキジェット
今回使ったレンズ。星空と言えば超広角レンズですね。

 

三脚

タイヤキジェット
三脚。軽くて可動性が高く、値段もお安いので気に入ってます。

 

光源

手元が暗いので、ピント合わせにもランタンがあると便利です。アクリルスタンド程度なら、これでライティングして背景飛ばししても十分かと思います。

 

撮影→RAW現像

比較明合成に使うのは、背景を飛ばしたアクリルスタンドの画像と、背景となる星空の画像の2枚。この2枚を現像していきます。

タイヤキジェット
スワイプでビフォーアフターが見れます。

星を撮る設定で撮影したものなので、色温度が3500Kとかになっていて、アクリルスタンドが妙に不健康な色になってしまったため、色温度などの調整を行いました。

撮影自体は、ペンライトで照らしながら撮ったと思います。夜中で真っ暗なので、背景は勝手に真っ暗になります。

 

星空。お好きなようにしてください。

この後StarStaxで比較明合成するわけですが、StarStaxは同じアスペクト比の画像しか合成できないみたいなので、構図調整などのトリミングは、合成後に行うといいでしょう。

 

StarStaxで比較明合成をする

StarStaxは本来、星をぐるぐる動かす写真を作ったり、ホタルや花火をゴージャスな感じにする用途で用いられるのですが、今回は特に気にしないでおきましょう。

それでは早速、出来上がった写真をStarStaxで比較明合成していきます。

合成完了…したものの……おやおや…………

頭がコズミックなことに……

タイヤキジェット
頭がメガコズミックな状況。これは良くないのですね……

 

Dark Frameで補完データを作る

今回は、髪の毛の部分がメガコズミックになってしまう問題が発生。なんとか出来ないかと考えて、Dark Frameのノイズデータを使うことで解決しました。

ダークフレームは写真のノイズだけを抜き取るようですが、抜き取ったノイズを合成して、透過を防ぐマスキングみたいな使い方ができないかな、と考えたのです。

アクリルスタンドのノイズデータ

要は透けてしまう部分は色が薄いわけなので、ノイズを合成して黒で覆ってしまおう。という発想です。

なので、input imagesに星空の背景データDark imagesにアクリルスタンドを設定し、アクリルスタンドのノイズデータを背景データに合成します。

タイヤキジェット
合成後のファイルを、便宜上「ダークフレーム」とします。

 

input imagesで「アクリルスタンド」と「ダークフレーム」のデータで、比較明合成します。

仕上がりです。よく見ると、ややコズミックなのですが、頭の輪郭が出来上がっているので、拡大しなければこれでも大丈夫です。

が、こだわり派の人は、ダークフレームのノイズを何段か重ねると良いです。

こちらはinput imagesにダークフレーム、Dark imagesにアクリルスタンド、出来上がったものをダークフレームB

input imagesにダークフレームB、Dark imagesにアクリルスタンド、出来上がったものをダークフレームC……のループを6回ほど行って、ノイズデータを強くしたものです。

比べると、判りやすいと思います。

input imagesで「アクリルスタンド」と「ダークフレーム(6回重ね)」のデータを重ねて比較明合成した仕上がりです。ほとんど透過はなくなりました。

拡大すると判りやすいですが、このように、ダークフレーム1回だとややコズミックなので、ダークフレームは何度か重ねることを推奨します。

 

以上で仕上がりになります。

素材から完成までの比較。

ちょっと眠い感じが否めなかったので、トリミングして構図調整。広角レンズ自体はあんまりポートレート(しかも正面)には向かないですしね…(;´∀`)

 

おしまい

タイヤキジェット
以上、アクリルスタンドと星空を一緒に撮ってみよう!でした。